
ブランド別 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|

Ωクロノメーターとは
|
"CHRONOMETER"(クロノメーター)とは、公的検定機関によって実施されるムーブメント検定規格のことで「高精度時計であり、異なる姿勢差、温度差で調整され、合格証を授与されたもの」と定義されている。もともとは時計の品質向上を目的にスイスで行われていたもので、ジュネーブ天文台(1866〜1975年)とニューシャテル(1873〜1967年)で実施されていた。
天文台では主に精度テストや特別調製品が検定を受けていた。
ジュネーブ天文台では
@ |
デッキ・クロノメーター |
A |
ムーブメントが直径38〜43ミリの懐中時計 |
B |
直径38ミリ以下の懐中時計の3つの分野だったが、1944年に直径30ミリ以下(腕時計に相当)のムーブメントが加えられた。 |
ニューシャテル天文台では
@ |
マリン・クロノメーター |
A |
直径70ミリ以下のデッキ・クロノメーター |
B |
直径50ミリ以下の懐中時計 |
C |
腕に装着されるために作られたクロノメーター(51年にムーブメント面積が707平方ミリ以下に改定)
の四分野だった。 |
天文台では業界の品質向上を促すために、1945年からは精度コンクールも実施した。
1877年からは量産機種用の時計を検定する機関がビエンヌ、ラショー・ド・フォン、サンティミエ、ジュネーブなどスイス各地に発足し、独自の検定を行っていたが、1951年にスイス公式クロノメーター検定機関(本部ラショー・ド・フォン)として統合され、規格も統一された。検定基準は1898年から1973年までの間に10回変更されているが、1925年には早くも腕時計に関する基準が設定されている。
現在では、時計の姿勢(五方向の姿勢)と検査室の温度を変えて(8度、23度、38度の三段階)15日間にわたり制度を測定し、平均日差プラス6秒マイナス四秒など各項目の規格をパスした時計のみにクロノメーターの照合と証明書が与えられる。検査に当たっては、係員に予見が入らないよう、文字盤、針はブランド名などが入らない無地の検定用を取り付けることが義務付けられている。検定は、形式ごとや抜き取りテストではなく、全数テストにかけられるところに意義があり、パスしたムーブメントには固有番号と項目ごとの検定結果を記した検定局長のサイン入り証明書が添付される。
|
|
Men's Style の クロノメーター搭載シリーズ |
|
|
|